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日々、腐った脳ミソをどうにかできないか画策中。


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 忙しいのも終わり、佐藤友哉の「鏡姉妹の飛ぶ教室」(おもしろかった!)も読み終わり、人生・初の江戸川乱歩作品に取り掛かっています。
 江戸川乱歩といえば、少年愛研究でも有名で、どんな官能世界が待っているかとニヤニヤしつつ、いやいや、これ、少年少女のために書かれた少年探偵団モノ(「怪人二十面相」)だからと思っていたら、キター!!
 その時代の少年少女はおかしいと思わなかったのだろうか。怪人二十面相がわざわざ手紙に小林少年がかわいくて仕方がないと書いたことに。濃厚な師弟愛という言葉に。公衆の面前で抱き合う明智と小林少年の怪しい関係に。しかも小林少年、師匠の奥さんのことを「明智のおばさん」て・・・。ひどくないか、その言い方。仮にも先生の奥さんなのに。嫌いなのか?
 まったく、たまりませんね。
 しかし、みんな、怪人二十面相にあっさりと騙されすぎじゃないか?私が疑り深いだけなんだろうか。それでもドキドキワクワク。探偵小説っていうのはミステリとも違い、単純に楽しめて良いです。

 いよいよミュキャス番組放送開始か。
 しばらくまた踊らされそうだなぁ。
 
 

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 あちこちで耳にしていた藤原伊織の「テロリストのパラソル」を読む。
 まず最初に目に飛び込んできたのが、著者のアップ写真。1ページにドン。少し動揺(苦笑)
 アル中の中年バーテンダーの島村の日課は、昼間の公園でウイスキーを飲むこと。その日も同じように公園でウイスキーを飲んでいると、突然の爆破。死傷者数十名におよび、島村はある事情からその場を急ぎ足で立ち去る。
 その日から何者かによる警告や警察のマークが始まり、それは島村の過去に繋がっていくというもの。
 いわゆるハードボイルドミステリですが、どうしてこうも中年男たちが艶っぽいのか!島村や、島村に協力する元・刑事でヤクザの浅井。島村と共に全闘時代を生きた友人の桑野。島村を追う刑事の進藤。もう、たまらんですよ。そうなると、気になってくるのが女キャラ。島村の大学時代の友人の娘・塔子。・・・どうしてハードボイルドの中の女性っていうのは、こうもでしゃばりなのか。しかも、サンドウィッチについてくるパセリみたいに味がないのか。とりあえず出しとけみたいな感じなんだろうか。
 ハードボイルド作品といえば、北方謙三の「ブラティドール」シリーズを思い出しますが、乾ききったこちらの世界に比べ、「テロリスト~」の方はどちらかといえば水っぽくスイスイと読めます。
 最後に。島村の作ったホットドッグが食べたいぃ

 もう一冊。
 加藤実秋の「インディゴの夜」。
 ホストクラブが舞台のミステリ短編ですが、内容はけっこう厳しいのにどこまでも力強くサワヤカ。
 Wオーナーの晶さん(三十路女性)と塩谷さん(四十過ぎ・無愛想)のコンビも良いですが、普通(?)のホストとはどこか違う「インディゴ」のホストたちも楽しそうで、あの中に混じってドンペリ飲みてぇなと。そんな金はありませんが。
 でも、一番はライバル店ナンバー1ホストの空也さん。痺れます・・・。腰も砕けます。しかし、一回16万は、さすがに、なぁ。
 続編もあるらしいので楽しみです。

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 7月の「PIPPIN」再演のチケットのためお金を下ろそうとキャッシュコーナーに行くと、残金99円。・・・何て、こった!門地さんの新刊すりゃ買えやしない!・・・ということで、将来のため貯金(どんどんと減っていく)からお金下ろしてまたドカ買い。この間も、「小古茶さん、頑張りすぎだよ(っていうか、買いすぎ)」って言われたばかりなのに。
 今回、キメ様は4列目、相葉っちは13列目となかなか良さげな感じです。去年も見ているので1回ずつ。6月のDステのすぐ後なので、金銭的にもキツイのです。
 
 5月からは少し忙しくなってなかなか本も読む時間もなさそうなので、今、必死こいて橋本治の「桃尻娘シリーズ」を読み漁っています。
 何せ、この話、私が生まれる前に連載が始まっているのでなかなか時代を感じますが、けれど、それが逆に新鮮だったりします。(パンタロンて何ですか?)
 桃尻娘シリーズは、桃尻娘な榊原さんと無花果少年の磯村くん、瓜小僧の木川田くん、温州蜜柑の醒井さん、そして唐獅子南瓜な滝上先輩を中心にした青春小説です。
 榊原さんは自立した女性を目指す頭のキレる女の子。磯村くんはファッションセンスがゼロだけど美少年で、なぜかオカマな木川田くんに貫かれちゃって、木川田くんは同じバスケ部の滝上先輩が大好きでたまらなくて、醒井さんはお嬢様なのに男性に興味津々で、滝上くんはモテモテだけど鈍感で人を傷つけるのが上手くて・・・。
 最初読んだときは、そのノリにのけぞりそうにもなりましたが、青春をしていて楽しそうなのになぜか悲しくて切なくてたまらないのは、どの子の思いも重ならないですれすれ違っていくから。
 文中で、榊原さんと大学の友だちが、店から腕を組んで出てくる磯村くんと川木田くんを見かけるシーンがあって、そこで、川木田くんはスッとその手をはずし、磯村くんにはそれが分からなくて、榊原さんは、久しぶりの再会に顔を綻ばせるけれど、なぜオカマの川木田くんと磯村くんが腕を組んでいたのかモヤモヤして。
 そのとき、同じ大学の子が、「あの二人ってホモ?気持ち悪いね」と榊原さんに言い、榊原さんも、あぁ、誰かにそう言って欲しかったんだと。思うシーンがあります。
 そのシーンがものすごく切なくて。榊原さんは、川木田くんを「源ちゃん」と呼んで仲良くしていたし、磯村くんのことも少しイイナと思っていた。
 そういうちょっとした描写が物悲しくてたまらんです。
 その後、榊原さんはちゃんと好きな人が出来て結婚もして、磯村くんと滝上先輩が忘れられない川木田くんは同棲もするけれど、なかなかうまくいかなくて、醒井さんは滝上先輩に恋をするけど、やっぱり滝上先輩は鈍感でひどい人で・・・。
 なかなか新刊で手に入れるのは難しいと思いますが、古本屋で見かけたら手に取ってみてください。
 胃が痛くなるくらいキュンとします。
 今、こういう小説はなかなかないなぁ。

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 水城せとなさんの「S(エス)」最終巻をこの手に・・・っ!感涙。
 最終巻ということもあって主人公のアキがメイン(当然のこと)でしたが、それでもサクラ×楡崎は健在。素晴らしかった
 実家にサクラを連れて行ったり、サクラの部屋でくつろいだり、携帯勝手に出たり、サクラのために「スポーツ栄養学」専攻したりで本当、たまらん!!サクラに、「ホント甘えんぼなんだから」とか思われてるし!ハァハァ。
 次は「放課後保健室」。これはけっこうヘヴィな予感。そしてやはり最終巻だけがないという。
 実は、ここ一週間くらいで50冊近くマンガ購入。アイタタタ。
 「イタkiss」「パタリロ」「ラヴァーズキス」「八雲立つ」「風と木の詩」「トーマの心臓」「日出処の天子」等々。古典的名作と呼ばれるものを片端から読んでます。なぜか急に少女漫画ブーム。
 この間、東京へ向かうこまちの中で友人と延々と少女漫画について語っていた余波かも。
 明日から1泊2日で東京行って柳と王子とばーちょんと水谷さんをガン見してきます。
 こまちの中でも「パタリロ」。
 肩肘つきながらニヤニヤしているのがいたら、きっと私です。

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 髪を切りに行ってきました。
 担当は、髪型は電OHの良ちゃんでスタイルは王子で顔はジュノン系な、そんな人来たら困るわ!というタイプな人だったんですが、髪の毛を濡らすときも、「濡らします」。カット前は、「よろしくお願いします」。ハサミを入れるときは、「ハサミ入れます」とイチイチ言ってくるし、やたらと緊張してるので大丈夫かなぁと思っていたら、案の定。
 「じゃあ、ボブみたいな感じですね」「そうですね」
 っていう会話は、一体どこへ。出来上がりはどう見てもショートヘア。
 一刀目がやたらと思い切りよかったのでハラハラしていたら・・・。
 ショートヘアなんて10年ぶりくらいでどうしていいか分からなくて、お見送りもわざわざ店の外までしてくれたのにコソコソと帽子で隠して、あまりのショックでブック〇フで衝動買いしてしまった。
 両手で抱えきれないほどの少女漫画と文庫をゲット。全部で26冊。チャリカゴに入りきらず。
 とりあえず、水城せとなさんの「S(エス)」を読み、打ちのめされる。
 水城せとなさんは、「窮鼠はチーズの夢を見る」(BL)でぐわわ~となってから気にはなっていた作家さんですが、これはまた、それ以上にぐあ!となってしまった。やっぱり良い!しかし、手元には2巻までしか・・・。ブック〇フめ、何で最終巻まで置いておいてくれないんだ!(それは古本屋だから)古本で揃えようという根性がいけないのか。
 主人公はアキという高校一年生のバトミントン部員。小学校からサクラとダブルスを組み、連勝を重ねていた。しかし、二人の前にバド界では知らぬ者はいないという有名人・楡崎がアキ・サクラ組の前に現れ、サクラを自分のパートナーにしたいと言い出し、サクラも楡崎を選んだ。
 最初は、アキとサクラの何だか良いんじゃないというカップル――ではなくて、ペアにヒビを入れたメガネ美人な楡崎先輩を何よ、こいつ。みたいに思っていたのが、今ではすっかり虜です、えぇ。
 サクラ×楡崎先輩はスゴすぎる。バドの話のはずが、「お前、おれの2号になってくれ」とか、「今まで八神(アキ)に貸してたカラダを今度はおれにくれ」とか、「お前が全部(おれを)食ってくれ」だの、先輩!お口にチャック!
 サクラはサクラでボーッとしている天然わんこかと思いきや、突然、牙をむいたりで、もう、主人公そっちのけですよ。「誘ったのはあんたなんだから責任取ってよ」って・・・!えぇ、バトミントン漫画ですがね。
 水城作品は無駄な言葉が画面にないので、一つ一つの言葉の意味が大きく、いちいち感嘆のため息が洩れます。
 しかし、練習中はサクラを「犬」呼ばわりするくせに、くせに・・・!楡崎先輩たまらん!
 何が言いたかったかというと・・・、とにかく、おススメということです。

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 篠原一の「きみよわすれないで」を読む。
 最初の導入部分は少し入りにくくて、うだらうだら読んでいたところ、目の見えない調律師に視点が移った途端、腐女子アンテナがビビッと。
 小学校のときに「空」という漢字がなかなか書けなかったことから「ソラ」と呼ばれる14歳の少女の家に、目の見えない(光や影で物の形を判断することはできる)調律師が姉のピアノの調律にやってくる。ソラは調律師の総一郎に自分と同じ影を見つけて興味を抱き、家を訪れるようになるが、その家に目に見えぬ何かがいることに気づく。
 何が良いかといえば、総一郎が14から19になるときまで預けられていた母方の実家の離れでの生活。そこには、親戚から疎んじられる叔父が住んでいて・・・っていう設定だけでも充分、涎ものなのに、「田舎」「母屋から隔離された離れ」「14歳の少年と24歳の青年」「夏」「女物の着物」「言いつけを守り階段は這って」「頻繁に行われる身体測定」「抱き合って(!)眠る夜」「どこにも行かないでくれ」と、萌えキーワードがこれでもか!と連発。魂の抱擁みたいなキリキリと限界に近い二人には、もう・・・。
 総一郎の世界はあくまで叔父と2人だけのものであって、ソラはその世界の結末を見届けるだけの証人にすぎなかったのかもしれない。
 個人的には、総一郎・・・っていう名前はあんまりイメージじゃないなぁと思うんですが、似すぎた2人の選んだ道はあまりにもうつくしすぎて悲しい。

 あ、そういえば、ドリライ5のキャスト発表見ました。
 なぜ、ブンジャはまた離れ離れなのか・・・。テニミュ界の織姫と彦星か、っていう。
 あと、今さらにタクミクスとワッシー出演は、次回、氷帝公演への何らかの布石なのか・・・。
 いろいろと何だか怖いなぁ・・・。

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 島田荘司の「21世紀本格宣言」を読む。
 ・・・しまった。
 これは、一日で読みきってしまうような代物ではなかった。内容が濃すぎて消化不良を起こしそうな勢いだ。
 だいいち、「本格」かそうじゃないかをあまり(というかまったく)考えずにミステリーを読んでいる身分としては、島田さんが、「本格」(「孤島」や「館」が出ててきて警察の介入を許さない、密室トリックがある、途中で名探偵が闖入、読者にも手の内をすべて見せる等々)に対してあまりにも真摯でいられるので、肩身が狭く、すみませんと各方面に対して誤りたくなってしまうほどだった。
 けれど、島田先生がいろいろな雑誌やwebに載せた文章は、ちょっとしたエッセイ(というには奥が深すぎるけれど)としても読めるしですごく楽しめた。しかし、先生本人に御手洗さんと石岡くんは××なんですかというファンレターが(大量に)届いても嫌な顔せず、なおかつそれをネタにしてしまうとは・・・。さすがだ。
 一個人としての文章なので考えが違うところや飲み込めないところもあるけれども、いつも時代の先を見つめる島田先生なので、思うことも大きいのだろうなと。
 それにしても、御手洗作品を数作読んだだけで先生、先生、とおごましい。反省し、これからがつがつ読んで行くので許してください。

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