日々、腐った脳ミソをどうにかできないか画策中。
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7月の「PIPPIN」再演のチケットのためお金を下ろそうとキャッシュコーナーに行くと、残金99円。・・・何て、こった!門地さんの新刊すりゃ買えやしない!・・・ということで、将来のため貯金(どんどんと減っていく)からお金下ろしてまたドカ買い。この間も、「小古茶さん、頑張りすぎだよ(っていうか、買いすぎ)」って言われたばかりなのに。
今回、キメ様は4列目、相葉っちは13列目となかなか良さげな感じです。去年も見ているので1回ずつ。6月のDステのすぐ後なので、金銭的にもキツイのです。
5月からは少し忙しくなってなかなか本も読む時間もなさそうなので、今、必死こいて橋本治の「桃尻娘シリーズ」を読み漁っています。
何せ、この話、私が生まれる前に連載が始まっているのでなかなか時代を感じますが、けれど、それが逆に新鮮だったりします。(パンタロンて何ですか?)
桃尻娘シリーズは、桃尻娘な榊原さんと無花果少年の磯村くん、瓜小僧の木川田くん、温州蜜柑の醒井さん、そして唐獅子南瓜な滝上先輩を中心にした青春小説です。
榊原さんは自立した女性を目指す頭のキレる女の子。磯村くんはファッションセンスがゼロだけど美少年で、なぜかオカマな木川田くんに貫かれちゃって、木川田くんは同じバスケ部の滝上先輩が大好きでたまらなくて、醒井さんはお嬢様なのに男性に興味津々で、滝上くんはモテモテだけど鈍感で人を傷つけるのが上手くて・・・。
最初読んだときは、そのノリにのけぞりそうにもなりましたが、青春をしていて楽しそうなのになぜか悲しくて切なくてたまらないのは、どの子の思いも重ならないですれすれ違っていくから。
文中で、榊原さんと大学の友だちが、店から腕を組んで出てくる磯村くんと川木田くんを見かけるシーンがあって、そこで、川木田くんはスッとその手をはずし、磯村くんにはそれが分からなくて、榊原さんは、久しぶりの再会に顔を綻ばせるけれど、なぜオカマの川木田くんと磯村くんが腕を組んでいたのかモヤモヤして。
そのとき、同じ大学の子が、「あの二人ってホモ?気持ち悪いね」と榊原さんに言い、榊原さんも、あぁ、誰かにそう言って欲しかったんだと。思うシーンがあります。
そのシーンがものすごく切なくて。榊原さんは、川木田くんを「源ちゃん」と呼んで仲良くしていたし、磯村くんのことも少しイイナと思っていた。
そういうちょっとした描写が物悲しくてたまらんです。
その後、榊原さんはちゃんと好きな人が出来て結婚もして、磯村くんと滝上先輩が忘れられない川木田くんは同棲もするけれど、なかなかうまくいかなくて、醒井さんは滝上先輩に恋をするけど、やっぱり滝上先輩は鈍感でひどい人で・・・。
なかなか新刊で手に入れるのは難しいと思いますが、古本屋で見かけたら手に取ってみてください。
胃が痛くなるくらいキュンとします。
今、こういう小説はなかなかないなぁ。
今回、キメ様は4列目、相葉っちは13列目となかなか良さげな感じです。去年も見ているので1回ずつ。6月のDステのすぐ後なので、金銭的にもキツイのです。
5月からは少し忙しくなってなかなか本も読む時間もなさそうなので、今、必死こいて橋本治の「桃尻娘シリーズ」を読み漁っています。
何せ、この話、私が生まれる前に連載が始まっているのでなかなか時代を感じますが、けれど、それが逆に新鮮だったりします。(パンタロンて何ですか?)
桃尻娘シリーズは、桃尻娘な榊原さんと無花果少年の磯村くん、瓜小僧の木川田くん、温州蜜柑の醒井さん、そして唐獅子南瓜な滝上先輩を中心にした青春小説です。
榊原さんは自立した女性を目指す頭のキレる女の子。磯村くんはファッションセンスがゼロだけど美少年で、なぜかオカマな木川田くんに貫かれちゃって、木川田くんは同じバスケ部の滝上先輩が大好きでたまらなくて、醒井さんはお嬢様なのに男性に興味津々で、滝上くんはモテモテだけど鈍感で人を傷つけるのが上手くて・・・。
最初読んだときは、そのノリにのけぞりそうにもなりましたが、青春をしていて楽しそうなのになぜか悲しくて切なくてたまらないのは、どの子の思いも重ならないですれすれ違っていくから。
文中で、榊原さんと大学の友だちが、店から腕を組んで出てくる磯村くんと川木田くんを見かけるシーンがあって、そこで、川木田くんはスッとその手をはずし、磯村くんにはそれが分からなくて、榊原さんは、久しぶりの再会に顔を綻ばせるけれど、なぜオカマの川木田くんと磯村くんが腕を組んでいたのかモヤモヤして。
そのとき、同じ大学の子が、「あの二人ってホモ?気持ち悪いね」と榊原さんに言い、榊原さんも、あぁ、誰かにそう言って欲しかったんだと。思うシーンがあります。
そのシーンがものすごく切なくて。榊原さんは、川木田くんを「源ちゃん」と呼んで仲良くしていたし、磯村くんのことも少しイイナと思っていた。
そういうちょっとした描写が物悲しくてたまらんです。
その後、榊原さんはちゃんと好きな人が出来て結婚もして、磯村くんと滝上先輩が忘れられない川木田くんは同棲もするけれど、なかなかうまくいかなくて、醒井さんは滝上先輩に恋をするけど、やっぱり滝上先輩は鈍感でひどい人で・・・。
なかなか新刊で手に入れるのは難しいと思いますが、古本屋で見かけたら手に取ってみてください。
胃が痛くなるくらいキュンとします。
今、こういう小説はなかなかないなぁ。
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