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日々、腐った脳ミソをどうにかできないか画策中。


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 河野多恵子・山田詠美の「文学問答」を読んで砂を吐きそうになった。せっかく、仕事もプライベートもひと段落して、これでおちついて本が読めると思っていたところ・・・。選択を間違えた・・・。
 ハッキリ言って、気持ち悪い。お互いに誉め合い、しっかり自著も宣伝。腹の探り合いが見え見えですわよ。そういう意味ではおもしろかったけど。生っぽいっていうか、女のグロテスクな部分が見えてダメだった。
 口直しに、伏見憲明の「魔女の息子」を読む。40近いゲイ(またホモ話かよ!とか言わないでほしい)の息子と、70を過ぎて恋人と旅行を楽しむ母の話。
 ずっと読みたくて仕方なかったけれど、読めてよかった。決して明るいラストではないけれど、なぜか光が見えるから不思議。
 ゲイであることの意味。母の老い、自分の老い、兄との確執、亡き父への思い、恋に似た思いと失望、ライターとしての仕事、エイズ・・・。テーマはいろいろあり、影が落とされているけれど、深くなく、かといって、軽くもない。当たり前に「あること」として書かれていて、それが切なくもある。
 作者はクイアの本を出していたりとアンダーグラウンドにも詳しいらしく、ハッテン場の描写はリアル(思っていた以上・・・。ソープとかの方が健康そうに見える)。てか、裸にキャップとか、怖い。
 文章も締まっているし、どこか客観的。哲学的な部分もそれらしくなく挿入されていたり。好きだな~。お母さんもステキだった。昔の人の考えながらも、静かに未来を見据える瞳は憧れる。
 土・日はたまっていた映画を消化していかなくては。軽く20作品くらいある。あイタタタ。
 そして、どうでもいいけど、慌てたときに、「こやこやこや」と言っている自分がいてびっくりした。
 「こや」って、何語?

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