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日々、腐った脳ミソをどうにかできないか画策中。


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 今日は戸梶圭太の「溺れる魚」。
 映画で観たときには、これ、原作、絶対おもしろくないよ!と思っていたけど・・・おもしろいじゃん。日本じゃない日本だと思えば良し。
 映画は、後半になった途端に、人が次々と死んでいくわで物語的に破綻してしまって、どうしようもない感じになってしまっていたけど、原作は破綻していないし、やっぱりというか、キャラも違うし、劇中のダンサー(突然、踊り始めて、気がついたらトランクの中で死体に・・・)の意味もやっと分かった。とにかく、死んで欲しくない人が生き残ってくれてよかった。思ったよりハチャメチャじゃなかったし。娯楽小説?

 愛知ミュ。
 いろいろとレポを見て、興奮でちょっとPCの前でおかしくなってしまった。
 自分でも気がつかない内に甘えているルイルイって・・・!!
 悶えてしまうわて・・・。

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 腐女子の聖書ともいうべき「モーリス」をやっと読み終え、思ったことは、映画同様、「クライブ!」だったけれど、いや、満足。映画の方はもう5年も前に観ていたので、本当にやっとという感じ。映画は原作に忠実だった。
 外国文学はイマイチ苦手――というのも、名前や呼び方がいちいち変わったり、やたらと人の名前の羅列があったり(というわりには意味ありげに出しておいてもう出てこなかったり)が、どうにもややこしかったのだけれど、これはそういうこともなく量もある方なのにスラスラと読めた。
 ケンブリッジで知り合った、少し飲み込みの悪い(というか、鈍感)モーリスと、論争好きで1つ年上のクライブは、ある夜の出会いをきっかけに愛し合うようになる。しかしクライブは20歳を超えて「正常」に戻り、モーリスから距離を置こうとする(本当にな・・・)。
 この時代のヨーロッパ(特にイギリス)は同性愛に対して誤った知識や迫害ととれるようなことまでされていたけれど、あくまで話は、モーリスがクライブという友であり愛した人がいかにして自立するかという話。
 自立――。それは、クライブの考えから抜け出すことでもあった。クライブは階級主義者で召使いなどを人として扱っていなかった。けれども、モーリスが愛したのは、クライブの家の召使いだった。
 この召使いのアレクが・・・!モーリスが夜の庭に向かって、誰にともなく「来いよ!」と叫ぶ。ただ、叫びたかっただけかもしれない。セリフには何の意味もなかった。それなのに、アレクが窓から侵入し、「おれを呼んだでしょう。分かっています」って、もう、たまらんですが!こやつの仕種がいちいちツボで・・・。
 映画のモーリスは誘い受けっぽかったけど、クライブに獣のような体とか言われてるし・・・。ドキドキ。
 読めてよかった。

 今日の帰り道、雨の中、サラリーマン(中年)2人が相合傘をしていらはった・・・。
 はわわ・・・。

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 先週末ですが、秋田の角館で行われている「ジブリの森を描いた人・男鹿和雄展」に行って来ました。



 大雨だったのにもかかわらず、すんごい人手でびっくらこきました。さすが、ジブリ。
 作品数が600以上とハンパなく、また、角館の町を巡ってジブリグッツがもらえるスタンプラリーも楽しくて大満足。
 そのスタンプラリーの設置場所になぜか「新潮社文学記念館」が。なぜに秋田に・・・?と思っていたら、何と、新潮社の創立者が秋田出身!なんと、なんと。新潮社、好きですよ(笑)
 講談社はときどき突拍子もない作品を送り出してくるし(ミステリといえば講談社だけれど)、角川はハードボイルドだし、そんな中にあって新潮社はおだやかなやわらかい雰囲気をかもし出し・・・。好きです。
 その文学記念館の中には三島由紀夫先生の「潮騒」の生ゲンコーもあって大興奮。食い入るように見ていたら周りの人がそっと離れていきました。だって・・・。先生、御字、美しすぎます。

 ミュ。
 これからまたとんでもない話が出てきそうで恐ろしい。
 今回はキャスト次第というか、場所次第。
 2月にいろいろと動きたい。
 そして、熊井くん。
 Dボ脱退。
 Dステといい、なぜだ。
 説明がないからな・・・。
 キバでもとんでもないことなっていたけど。
 キバ。
 なんでミオさんかなぁ。
 静香ちゃん、かわいいじゃん。
 柳沢ななちゃん、かわいいじゃん。
 なぜ・・・。

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 河野多恵子・山田詠美の「文学問答」を読んで砂を吐きそうになった。せっかく、仕事もプライベートもひと段落して、これでおちついて本が読めると思っていたところ・・・。選択を間違えた・・・。
 ハッキリ言って、気持ち悪い。お互いに誉め合い、しっかり自著も宣伝。腹の探り合いが見え見えですわよ。そういう意味ではおもしろかったけど。生っぽいっていうか、女のグロテスクな部分が見えてダメだった。
 口直しに、伏見憲明の「魔女の息子」を読む。40近いゲイ(またホモ話かよ!とか言わないでほしい)の息子と、70を過ぎて恋人と旅行を楽しむ母の話。
 ずっと読みたくて仕方なかったけれど、読めてよかった。決して明るいラストではないけれど、なぜか光が見えるから不思議。
 ゲイであることの意味。母の老い、自分の老い、兄との確執、亡き父への思い、恋に似た思いと失望、ライターとしての仕事、エイズ・・・。テーマはいろいろあり、影が落とされているけれど、深くなく、かといって、軽くもない。当たり前に「あること」として書かれていて、それが切なくもある。
 作者はクイアの本を出していたりとアンダーグラウンドにも詳しいらしく、ハッテン場の描写はリアル(思っていた以上・・・。ソープとかの方が健康そうに見える)。てか、裸にキャップとか、怖い。
 文章も締まっているし、どこか客観的。哲学的な部分もそれらしくなく挿入されていたり。好きだな~。お母さんもステキだった。昔の人の考えながらも、静かに未来を見据える瞳は憧れる。
 土・日はたまっていた映画を消化していかなくては。軽く20作品くらいある。あイタタタ。
 そして、どうでもいいけど、慌てたときに、「こやこやこや」と言っている自分がいてびっくりした。
 「こや」って、何語?

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 東野光生の「補陀落幻影」を読む。
 本職は水墨画家で小説家としても芸術選奨を受賞されたりと偉い方だろうに、さらっとしていて静かで心地よい話でした。心が洗われた~。
 お互いに戦争を経験した一校時代からの友人・佐原と阿山の物語。
 主人公の佐原は、戦争で盲目となった阿山のために点訳し、残りわずかになった命を憂いて気力を失くす阿山のために音楽会を開いたり、阿山は阿山で、戦時中での人の死を思い、死ぬことに思いを馳せている佐原を何とか生かそうと試みる。
 出会ってから四十五年。友情を深めてきた二人。
 人生の中で、こんなにお互いを思えあえる人には、そう簡単に出会えないし、出会えずに終わってしまう人がほとんどだと思う。それほど、二人の思いは、深く、そして切なかった。
 「補陀落」というのは、修行僧が海へ舟を出し、極楽浄土を目指すという地方の風習。ラスト、このタイトルが・・・。
 戦争の描写はたった一箇所でしたが、その部分だけでも、とてつもない時代を生きてきたんだなと考えさせられました。戦争という歴史が、いかに人の心に重い澱を残すのか。
 全体的に話がきれいすぎるかなという感じもしますが、何せ、潔癖な二人の話ゆえ。
 映画化なんかしたら、絶対にいいと思うけど、何せ、老人しか出てこないからなぁ。
 タイトルは硬いですが、さらっと読めます。腐女子的読み方もできますよ(ニヤリ)

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 この頃、ずっと打ち込み作業が続いていたので、息抜きのために観た「王の男」。
 泣きすぎて余計に疲れた(苦笑)

 16世紀の朝鮮。
 2人の大道芸人は、王を風刺する舞台を演じたために死刑に処されそうになるところを、女形のコンギルが王の目に留まり・・・というストーリー。
 この王は、実際に存在していたらしく、ストーリー上はもちろんいろいろと脚色されていますが、朝鮮史上一の暴君と知られているとか。だって、怖かったもの・・・。役者根性というか。無邪気というのは、悪なんだと知った。
 コンギル役は、イ・ジュンギさん。男らしい美しさで、それがよけいに色っぽかった。及川ミッチー的美人。演技的に若さゆえの未熟さというものはあるけれども、清純で真っ直ぐな演技と、相方のカム・ウソンさんがぐいぐいと引っ張ってくれているので、いいバランスが取れていました。てか、この二人、絶対デキてるよ!(あ、話上)
 宮廷に招かれた二人だけど、悲しい結末しか待っていないことは分かっていたのに、ラスト1時間(というか、話の半分)は泣きっぱなしでした。内30分は声を上げて号泣。悲しすぎる。
 大道芸で使われる衣装も決して高そうではないんだけれど、手を加えていて、色も鮮やかで観ていて楽しいし、実際に会得したというのだから、さすが。
 粗野な雰囲気のするチャンセンと正統派美人のコンギル。そして、王。みんなそれぞれ愛が深すぎてうまくいかない。
 濃いですが、女子は好きな作品だと思います。
 生まれ変わっても・・・。

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 今、ものすごい勢いでハマッてブレーキが効かない状態なのが、鎌谷悠希の「隠の王」。
 マジでヤバい。
 公式ガイド本まで買って、イラ集まで買いそうな勢い。というか、買う。
 現代を生きる忍の話ですが、スタイリッシュでメンタルメンにぐぐっとくるものが、もう・・・っ。とにかくキャラが良い。画がきれい。
 一番好きなのは、やっぱり宵風でしょうか。分っかりやす(苦笑)けど、もちろん主役の壬晴(小悪魔)もかわいいし、組み合わせでいうと、やっぱり雷光と俄雨だし、虹一と雷鳴の男女CPもかわいい。しじまやすばるちゃん女の子もたまらんしと、とにかく魅力満載。
 本当の意味で「生きる」とはどういうことなのか。言葉遣いもきれいで、すんと入ってきます。あぁ~、どうなるんだろう。たまらず今月号のGFを立ち読みしてしまったけれど・・・。あぁ・・・っ。
 あと、最近読んでよかったのは、桑原水菜・原作/石据カチル・画の「イルゲネス」。オカッパなアンドリューがたまりません。
 BLでは、蛇龍どくろさんの「エンドレスワールド」と腰乃さんの「隣の」の2冊。
 蛇龍さんは、某・野球同人で知っていたんですが、こんなにもストイックな話が描けるのかとびっくり!これはもう、今のBLの枠を超えてるよ!というか、こういうのが読みたいんだよなぁ。恋なんて生ぬるいものはもうお腹いっぱいなんだよ。
 腰乃さんもデビュー作から読んでいるので、やっとの単行本に小躍り。画力はそうでもないけれど、話がうまい!そして、エロい。
 今年のBL作品はこの2冊かなぁ。
 小説は、阿部夏丸さんの「泣けない魚たち」が念願の文庫化!
 もう、欲しくて欲しくてたまらなかったのに、長い間、絶版で、それが、こうしてまた会えるなんて・・・(感涙)
 カバー文句が、「僕とあいつだけの、秘密の場所がある」。
 あ、もう、たまらんですね。
 少年たちのひと夏の友情物語。
 
 どれも半端なくオススメです。

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