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 森博嗣版「トーマの心臓」を読み終わり、原作も読み返しました。
 やっぱり舞台は日本じゃなかった!(そこ?)
 どうして舞台を日本に直す必要があったのだろう。いろいろと設定も不自然になってしまっていたし。自分流にしたかったんだとしたら、はっきりいって失敗かな。
 原作を読み返してみて再び深い感動と言葉のうつくしさに心を打たれたけれど小説版には、そこまでの感動はありませんでした。
 原作では、あくまでもユーリとエーリク(そしてトーマ)に重きを置いていたのが、小説版では、ユーリの友人のオスカーが主役。そのせいで、脇役だからこそいい味の出ていたオスカーの良さが薄まってしまっていたし、鬱屈しすぎて原作におけるクールさや、だからこその寂しさだったりが物足りなかった。ユーリもエーリク(とトーマ)を完全拒否してしまっていたし。ユーリは、そんな心の狭い奴じゃないわよ!と。何だか、オスカーもエーリクが好きなの?という風になっていたし。それはそれで萌えたんですが。
 森先生節も少なくて、延々とオスカーの胸の心情を聞かされているようで途中から飽きて来てもしまったし。原作ファンは受け入れられないかもしれない。
 散々言いましたが、ひとつの物語としては良作だと思います。ただ、原作を読んでいない人にとっては。反対に、こちらを読んでから原作を読むという人には良いと思います。
 憧れは、原作を超えられないものなのかしら。

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